私の好きな小説に「八日目の蝉」があります。
本来ならば不倫をした女性に共感を覚えるはずがないのに、共感する不思議な小説です。
中絶をし、子どものできなくなった女性が不倫相手と正妻の赤ちゃんを連れ去り、
育てるのですが、その子どもへの愛情がたまらなく理解できるのです。
映画化され、映画も観ましたが、その1シーンで、本来の家族の家に帰ってきた子どもが「お星さまの歌を歌って」と言い、
お母さんが「きらきら星」や「おもちゃのチャチャチャ」を歌うのですが、どれも違うと答えます。
それは、「見上げてごらん夜の星を」でした。
それがなんとなく忘れられず、
私は、自分の赤ちゃんによく「見上げてごらん夜の星を」を歌っていました。
愛情たっぷりに( ´艸`)
自分で歌うのが面倒なときは、いつものyou tube(笑)。
坂本九さんはすごいな。名曲ばかり。
こうして2016年生まれの子どもは、
生まれるはるか前の懐かしいメロディーを聞いて育つのでした。